ドイツxコスタリカ (06W杯グループA、BS)

満員のアリアンツ・アレナ
決定機率(ド:コ)

15分まで
1 フリングス、ロングが当たってネット上
2 ゴール'06ラーム
0 ポドルスキ
4 クローゼ
1 クローゼ 見事なプレスで奪ってクロス
:7 ゴール'12ワンチョペ
30分まで
10 ゴール'17クローゼ
2 ポドルスキミドル正面
1 シュバインシュタイガーロングGK弾く
0 マイナスのゴロにクローゼもコスタリカクリア
45分まで
0 フリードリッヒロン
:0 ワンチョペオフサイド
1 ブロック
1 ポドルスキFK
2 CKこぼれてメッツェルダー

前半決定機数2.5:0.7、得点2:1。
 ドイツはきれいな4-4-2。コスタリカは3-5-2。最初は引いて守りたいとプランを立てていたそうだが、クロスのクリアにいち早くラームが追いつき、大外を回り込んだシュバインシュタイガーをだしにしてコスタリカの二人をはずしてPA内に侵入。振りぬいた右足から巻き込んだボールがポストをたたきながらネットを揺らした。
 すかさずコスタリカもドイツの右SBフリードリヒがラインずれを犯した所に1・2で抜け出たワンチョペレーマンの横を抜く。レーマンも飛び出し損ねたか。ファーストチャンスで追いついた。
 しかしドイツは回してキープしながら縦パスでシュナイダーがサイドで粘ってマイナスのクロス。それを後方から走りこんで受けシュバインシュタイガーがシュートと見せて切り込んでクローゼの足元にパス。クローゼは転がすだけ。これもあっさり再リードに成功。
 コスタリカはプレスが甘く、引くだけで当たりにもなかなか行けず、切り替えもドイツより2段劣った。攻撃では1・2で抜けるしか目がなかった。普段は4-4-2と言うことでドイツ向けに「いつも通りではない事」をしてしまったのではないだろうか。
 ドイツもあっさり抜けられたり、パスがたまたまDFの所に来てなければ完璧に裏抜けされたりしていたシーンがあって攻略の鍵を露呈させた。フリングスが抑えられたらペースを握られてきつい気がする。

60分まで
1 クリアを即繋いでポドルスキミドル
:5 CKからフォンセカノーマークでダイビングヘッド
1 ショートコーナーからポドルスキ
0 カウンターからシュバインシュタイガー抜けるもキーパー
:0 ファウルがあったがFKからヘッド
75分まで
12 ゴール'16クローゼ
3 ラームきれいなトラップでPA内に侵入シュート弱く正面
:9 ゴール'72ワンチョペ
90分まで
1 ポドルスキ
6 CKからメルテザッカーやはりでかい
0 コスタリカの手は掛かっていたと思うが
0 ゴール'87フリングス普通決まらない
1 オドンコールがスピードで右サイドを突破してポドルスキが反転シュートにいくも20番クリア。
:2 ゴレノス、ブロック

後半決定機数2.5:1.6、得点2:1
全体決定機数5.0:2.3、得点4:2。ドイツ開幕戦勝利。
決定機率でいくとさすが世界は少ない決定機率でもきっちり決めてくる。
 なすすべないコスタリカに対してドイツは余裕のボール回し。ラームの追越しから固めたはずの中央のマークが緩くてクローゼに押し込まれる。GK一度は弾いたもの前にこぼれてしまって万事窮す。
 コスタリカはあまりにも右サイドを空けすぎている。シュバインシュタイガーとラームに何度もやられているのに修正の様子が見えない。と思ったら右SBを交代。
 あまり状況は変わらなかったのだがコスタリカは、またフリードリッヒのライン崩れからセンテノのスルーパス受けワンチョペがゴールして一点差。
 だが遠目のFKから横に流したボールをフリングスが超ロングシュートサイドに逃げるボールが突き刺さってまた2点差。
 そのまま終了。またクローゼかまたワンチョペかまたフリードリッヒのライン崩れかフリングス〜!、と言う感じの試合だったのだが、コスタリカの「やる気のなさ」を見ると残り二戦へ向けた三味線なのではないかと疑いたくなってくる。だとしたら2点差にされてしまったのは誤算だったろう。