トリニダード・トバコxスウェーデン (2006W杯グループB、BS)

雪の舞うドルトムント(違)
ヘンリク・ラーションズラタン・イブラヒモビッチと言う世界に誇る強力2TOPを擁するスウェーデンに、1TOPがドワイト・ヨークではないトリニダード・トバコ(以下TT)。かつてマンチェスターUtdでFWとして鳴らしたヨークはトヨタカップシドニーFCで見せたように中盤底でチームを仕切る。
前半を0−0で乗り切り、小躍りする赤と黒と早くもへたり込むがっくりしている黄色と青。とサポーターのハーフタイム動向が楽しめたが後半開始早々に頑張るTTがイエロー二枚目で一人退場、スウェーデンは一気に悪役に。構わず攻めたいところだがイブラヒモビッチが当たらずなかなか枠に飛ばない。それどころかTTはFWを増やしてきた。スウェーデンはどうにもパスも当たりも優しい。悪役になるのを恐れているのかの様だ。シュートを打てば強いんだけどそこにいるGKはヒスロップヒスロップ!。イブラヒモビッチの0距離射撃をブロックし、アルバックの1対1も防ぎ切る。このGKどこかで聞いたと思ったら、かつてポーツマスで川口から出場機会を奪い続けたあの人でした。
TTは最後まで集中が切れませんでした。北欧の巨漢にまとわり付き、スウェーデンの優しいパスがフィニッシュへ結びつく前に体を投げ出して阻止をする。特にドレッドをなびかせながら飛び上がるCBのサンチョ。
リュングベリが痛んで試合を切った瞬間にへたり込む選手まで出しながら耐えに耐えそれだけではなくチャンスも見劣りしない位はつかみ、スウェーデンの肝を冷やしながら勝ち点1を物にしました。おめでとうトリニダード・トバコ


スウェーデンから見て戦犯はイブラヒモビッチってことになるんですかね。シュートへ持っていくパワーとボディコントロールは素晴らしかったけど、局面での正確性を欠いた。まぁ全員がそうでしたけど。


さて関係ないけどスウェーデンにはリュングベリとかシェルシュトロムとかアンデシュベンソンとか語感的にきれいな名前が多い。
トリニダード・トバコのエイベリー・ジョンとかスターン・ジョンとかも違った音的魅力があるけど。