川崎フロンターレx浦和レッズ (2006ナビスコ準々決#2、等々力競技場)

ken_wood2006-06-07


決定機数(川:浦)

15分まで
6 スルーパス弾いて詰められ
10 ゴール'12マルコン→我那覇。啓太が着いたが上げられた。
30分まで
0
1
45分まで
:9 ゴール'32PKワシントンようやく決定機

前半決定機数1.7:0.9、得点1:1。
非常にローテンポで慎重な試合展開。バックパスも多用し両者まずキープを心がけている雰囲気。

60分まで
:2 永井
:4 長谷部
:1 闘莉王ループミドル
1ジュニーニョ地を這うロング
9 ゴール'53ジュニーニョ
1 我那覇オーバーヘッド
:1 山田さん強烈
なにか
75分まで
:1 相馬
:2 山田さんミドルはバー
8 ジュニ奪うが山岸神
90分まで
:2 闘莉王

後半決定機数1.9:1.3、得点1:0
全体決定機数2.6:2.2、得点2:1。レッズ敗戦、川崎が勝ち抜け。
ギド就任以来初めてベスト4前に敗退。
川崎はローテンポな試合にすることでスタミナ面での不利をカバーしてきたと思う。ロースコアであればアウェイゴール数で川崎有利、本拠地でなら一発のチャンスをものにする力はこちらが上だ、との腹だったのだろう。浦和相手にいい度胸だが実際その通りだったのでぐうの音も出ない。
さらに川崎はワシントンにワザとボールを入れさせ、回りのフォローが来る*1前に潰す策も取っていた様に見えた。まあそれは眉唾としても、試合後のコメントを見ると、修正の内容が語られている。浦和ばかり見ているので、つい修正と言うものは一朝一夕にはならないものだと思ってしまうが出きるチームにはできるのだ。


さて翻って浦和は前線にアイディアの切れなく高さには自信がある川崎相手に放り込みに終始してしまった。ノーチャンス。
守備面でのマークの緩さは集中の欠如と前回書いたが、市原戦も踏まえ、素直に動く相手を捕まえられなかったと見るべきだろう。しかし近年この2試合のようにペナルティエリア内で完全フリーにしてしまうケースが多発した試合を見た気がしない。
大きく蹴り出すシーンでトラップミスしてサイドラインから出してしまったり、最終ラインでボールを奪われたり、信じがたいミスも散見。
これらの原因がどこにあったのか、こんな試合こそビデオで細部を確認したいものだ。


同行した浦和サポではない友人が永井や山田さんがトップ下を務めることに疑問を感じていた。そういうタイプじゃないでしょ?と。
それはそうなんだが、これまで機能(したりしなかったり)してたんだよ。
普通に考えれば友人の言う通りなんだろう。これまで強引なコンバートを概ね成功させてきたギド采配だがある種の限界が見えたと感じた。結局今の浦和がやっているサッカーは能力の高い選手が行って初めて機能する。弱い選手の力を組み合わせて増加すると言うプロセスが希薄で、キーになる選手が欠けた際のパワーダウンが大きい。


まぁ負けたは負けたでしょうがない面もあるんだけど、あまりに相手の注文通り感があるので悔しい。そんな試合でした。

*1:これが浦和の場合遅い