横浜Fマリノス 3 - 0 ジュビロ磐田 (2004Jリーグ2nd第4節)

「代表で選手が揃わずチームづくりは遅れているが、全体としては去年よりレベルアップしている」とのマリノス岡田監督のコメント。浦和ファンの自分としてはここで磐田に鞠を叩いてもらって2位以下を混戦に持ち込んで欲しい所。
鞠は怪我明けのドゥトラ・遠藤が先発、腰痛持ちの久保の代わりは当然坂田で安とのツートップ
磐田は負傷の西に代わってカレンロバート先発、累積の福西の位置には菊池が上がり山西が3バックに入る。

カレン積極的にシュート、
磐田がクリアの跳ね返りを見合った所を安がちょこんと前に出して坂田が完フリで抜けるが左ポストをかすめる。

序盤は磐田が押すが次第にマリノスペースに。
消極的に戻す服部。悪いイメージを振り切れてないのか、歳か。


 16分田中隼磨が切り返し坂田粘ってゴール前、エリア内にずっといた奥がノーマーク。
磐田は基本が疎かになってる。基本のできた選手がN-BOXと言う高度な戦術で黄金期を築いたが、若い選手が悪いのか?全体的にそうなのだが。
その後も人へのマークがルーズになっている磐田、そもそも当たれてないし当っても潰せない。これでは戦えないのも無理はないのではないか。
攻撃は空いたスペースに次々に入っていく磐田らしいものを見せるが、足元パスがどんどん増えて行き、サイドに展開してもいいボールが上がらない。

 31分またも安→坂田で裏に抜けられ2点目。

FKのチャンスも服部が大きく外す、服部に蹴らせるなら名波が蹴ればいいのに、前の練習で調子良かったとかだろうか。

磐田考えられないミス連発、田中がバックパスする瞬間を安にかっさらわれる。


 前半決定機 5 - 2 。


ハーフタイムコメント
桑原監督「失点しましたが?エアポケットみたいな失点。後半は積極的に行くしか放り込むだけじゃなく崩して。」
崩そうとして崩せないから放り込みになってるのでは?
岡田監督「2-0は怖い得点。ボールをもっと動かして。疲れは二人程きつい選手がいるので見ながら見極める。」
田中OUT中山IN。前田→名波→菊池と真ん中が下がる。

前半同様立ち上がりはちょっとペースを掴む磐田だったが、CKのこぼれから1,2で抜けた奥のクロスが佐藤洋平の指先を翳めると安がフリーでそこにいた。

鈴木秀人が最終ラインで拾ってバックパス中央で菊池がフリーなのに周りが見えてない。中盤高い位置で前田がボールを受けてもフォローがなく自分で振り向くしかない。厳しいパスよりも安全なパスを選択して逆にミスする戻られる囲まれる。ああ、マイナスのスパイラルとはこういうものか。



元王者のあまりの自滅っぷりを直視できずWebサーフィンを始めてしまった。


やはりサッカーの基本はタイトマンマークでしっかり守ってカウンター。これができないチームはリズムを失って大崩れする危険を常に抱えることになる。
王者の血を継承させることなく調子を大きく崩したジュビロ磐田。がらっとチームを切り替えてしまっては今までの資産が無駄になる。血の継承と基本の再構築。これを同時にこなす監督は桑原さんではないのじゃないだろうか。