理想のWeb議論システムを模索してみる、その1(Blogの弱点)

今後意見交換と議論はBlogが担い、掲示板は雑談の場としてしか機能しなくなるとの見方が一時期盛んだった訳ですが*1、そうではない感じがして参りました。

Blogによる議論の弱点は
・初心者はどこから見ればいいか分からない。
・議論の流れが枝別れし過ぎて分かりづらい。
・参加者によって把握する議論の流れが違う。場合によっては重要な意見を見逃す。
・新参者がいい意見を出しても大手が取り上げない限り参加者に広まりにくい。
オピニオンリーダーのサイトが荒らされやすい。
 ・そこでトラックバックスパムとか別の話題をいちいちしないといけない。
などがあると思います。

何よりもBlogシステムは斜め読みができない。
掲示板ではあまり価値のない意見は一見して当りが着くので次の意見へ読み飛ばす事ができるが
トラックバックしてあるサイトのリンクにわざわざカーソルを合せてクリックして数秒後開いたページに一見して価値のないと当りが着く意見しか書かれてないとげんなりする。

結局Blogは、個人のスペースである限り公平であるべき議論の「場」とはなりえないと思う。
幅広い見地と分析によって練られた総体意見を作り出すのは不可能に近い。


もう一つBlogに対して抱いてる疑問なのだが、
現行のBlogは何故か日記形式ばかり。これではどんなに重要な記事も時間の経過でっサイトの奥深い所に追いやられてしまう。
Blogの最大のBlogたる所以はトラックバックである筈だが*2、「Variety Football 」「湯浅健二のサッカーホームページ」とか「Yahoo!グルメ」のような不定期にアップされジャンル別重要度順等に自由に並べられるコラムにトラックバック打てるBlogシステムができるべきだと思う。


さて自分が今、よりよい議論の場として考えているのは、
「いいとこどり掲示板」と「集中トラックバック方式」の2種類である。

*1:自分も期待していたのですが

*2:トラックバックにくらべればWebブラウザ上で編集できるとか携帯から更新できるとか他所のページを紹介しているとかは全然別の話である筈。