まだ冷え

昨日の口直しとばかりに、1年ぶりの東京ダービー冷やかし敵情視察に行ってまいりました。マリノスサポの後輩達と一緒に。


東京さん、プレシーズンマッチ無料の太っ腹。ただし電光掲示板塔の案内無し(時間わからねw)、メインとゴール裏下層のみ開放の省エネ仕様(客が増えたのでゴール裏2階は後で開放)。
赤いマフラーして行って、調布では「レッズいるよレッズ」とか後ろ指指される状態だったのですが、ゴール裏にしか入れなかったので止むを得ず自重。命の危険以前に、ゴール裏で他チームのアイテム身に着けるなんて、そんな失礼なことはできませんので。

フォーメーション

FCはいつも通りの4-5-1だが、合宿中の五輪組と、今野モニワルーカスはベンチにも入らず、ワンチョペを1トップにするもトップ下は馬場を差し置いて新人。CBもエバウドベンチで徳永と新人(これがでかい)でテスト感はありあり。
右に石川、左に川口信男。底に福西崇史と栗沢、SBに右藤山、左に金沢。

対するヴェルディは4-4-2。特筆すべきは両サイドバック海本・服部の高い位置取り。これは、2-4-4じゃないのか。
2を務めるのは土屋に戸川。菅原と名波が中盤底、ゴール裏からだったので、はっきりとは分からなかったが、菅原が拾って、名波が展開していたのだろう。そして前線では平本もフッキらも攻守によく動く。
特に新MFディエゴ(柏から来たらしい)はチリチリのロン毛をなびかせて、在りし日のラモスを彷彿とさせる。視野も広く、パスとドリブルのバランスがいい感じ。

さて試合展開は

前半終了間際、FCのペナルティエリア脇からの余裕を持ってのロングフィードが、それまでどこにいたのか良く判らなかったヴェルディ大野にぶち当たって90度跳ね返り、FCゴール左隅に見事に突き刺さった。ドン!ガン!バサッ、位のタイミングでさしもの土肥も一歩も動けず、ゴール裏はFCサイドも緑サイドも呆然と言った感じでヴェルディ先制。
後で分かったのですが、強烈なロングフィードを蹴ったのは福西。通りで後半開始からいなくなってる訳ですw。


後半、選手交代も時間も進み、FCのCKからヴェルディの交代したGKが飛び出そうとしてFCの誰かに引っかかる形で飛び出し切れず、これまた交代で入ったエバウドの足元にボールがピタリで同点に追いつきます。


で、その後は両者譲らず、というか決定力を欠きドロー。

雑感

細かいパス&ムーブでなんとしても「決定機」を作ろうとするヴェルディに対して、大事にやったほうがいい場合もあるくらい縦に急いで、遠目からでも「打っちゃう」FC。

と「シュート数はFC」が、「形」は緑が勝った(か?)非常に双方「らしい」と思われる試合でした、パフォーマンスとしてはJ1のFCがやや勝りましたが、「何をしたいか」がより高度に統一されているのはヴェルディの方と感じました。
スコア的には多少食い足りない感が残りましたが、そういった面白味はありました。

両監督のこと

また東京サポーターの原監督復帰への喜びが伝わってくる試合でもありました。
自分としては、2年間スペインのサッカーとかじっくり見てさらに成長してもらって、来年からレッズの監督をしてもらう(もちろん今年はギドで)のがいいかと思っていて、今回の再就任は少し残念ではあったのですが。


ラモスも開幕1週間前としてはいいチームを作ってきたと思います。何よりヴェルディとしての文化を感じさせる内容だったこと。前線の選手がしっかり動き回っていたことです。


原とラモス、二人合わせて「ハラモス」。いやなんでもないですw。