アビスパ福岡x浦和レッズ

クラブチームには100%で戦わなければいけない時に100%を出せるようにするために、80%や60%で戦わなければいけない時がある。
できれば100の選手の60のコンディションでそれをするのではなくて、60のポテンシャルの100の状態で戦いたいものだ。その方がキレの悪いときのイメージが選手に残らなくていい。


どう、なんだろうね。ゼロックスから開幕序盤にできたことが少しずつできなくなっている。
当たりの強さも、パスの精度も、サイドをかける速さも、プレスのタイミングも、足元に納めるポストも、パス&ゴーの連携も、FKのコースも、クロスがCBの頭を越えてFWに合うことも。
こう言うのは1ヶ月もしないうちにできなくなる物かな。

「この流れだったら大丈夫・・いつかはゴールを決められるサ・・」。そんなイージーな心理が、逆に、攻守にわたるボールがないところでのアクションの量と質を(それに対する積極的な意志を)蝕んでいったということなのかもしれない。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/midokoro.folder/2006/06_7_2.html

湯浅さんは問題の根源はイージーマインドと推測している。
福岡も名古屋も当たりは強かったし、隙のないプレスで「自由にやらせる時間空間」を丹念に削り続けた。それでも問題の根元は単なる疲労だとしか思えない。こういう試合は決まって連戦の終盤に起きる。まぁ今回は1週間空くから結構大丈夫だろうと思っていたのだが。また日が開いて疲労が抜ければ強いレッズが戻って来るだろう。
GGRでも「選手交代が重要」と今日の試合の課題を言っていたらしい。ならその課題を試合前に済まして置けばいいではないか?。何事も後回しにするといい結果が出にくいものだ。


監督から見て、選手を信頼はしている、でも替える(出さない)。その為には疲労と負傷は一番のエクスキューズになる筈だ。その機会を無駄にしてはチームにリスクが溜まるばかり。
結果さえ良ければそれでいい。そんな訳はないし、アジアで勝つためには開幕時のキープ力をベースにした強さに、さらに運動量とカウンターの切れ味を追加しないといけない筈だからね。実戦で連携を深める作業は、選手ができるだけベストな状態で行いたい。