横浜Fマリノスx浦和レッズ (2006J1#05、日産スタジアム)

別に山場って訳でもない。先週の日記で書いたように今のマリノスは今のレッズにとって勝って然るべき相手だ。
http://d.hatena.ne.jp/ken_wood/20060319#m
強い方のチームが強さの差の通りに順当に勝利した。それ以上のことはない。


前半は締まった展開で両者相手にミドルシュートすらなかなか打たせない守備の出来だったが、終了間際にサイドから入って抜けたボールを安直にコーナーに逃げたが運の尽き、混戦から山田さんが押し込んで浦和が先制。


後半は、始まってすぐに横浜GK榎本達也がキックを一直線にワシントンに渡してしまうすちゃらかなプレイが炸裂。それ自体はなんとか自らのセーブで凌いだが、苦笑と共に一気にスタジアムが弛緩した感じがした。横浜・浦和と交互にいい形のシュートを放っていき、48分・ワシントンがゴールエリア直前で技術の高さを見せつける。微細なシュートフェイントでDFとGKのリズムをずらし、角度の薄い所から蹴り込んだ。
浦和は今期まだ2失点以上していない、その赤い壁を攻めなければいけないマリノス。そうなると浦和のペースで時間は経っていった。
 しかしここからが問題で、熱が下がったばかりの伸二を内舘さんへ、山田さんを平川に代えた後はいっこうに3枚目を切ろうとしない。しっかり守ってカウンターの戦術の中でかなり前後は分断され、元気な上下動やスピードのあるドリブルが重要になってくる局面で。


内容的には完勝と言って良いでしょう。でも2点リードした終盤にまだベテランコンビを前線で走らせ続けるギド采配にはまたも不満一杯の俺でした。
なんかこう言う選手が怪我する要因をじわじわ積み重ねたり控えの出番を削って行くの、すっごく嫌なんですよね。新横浜に着くまで勝ったのに負けたと同じくらい渋い顔してしまいました。
その後、神奈川の仲間と飲み会だったので気分を切り替えましたが。