野洲高校×鹿児島実業

野洲はやはり素晴らしかった。後半や延長でも判断が正確で無理なドリブルや弱気なパスがカットされることはほとんどなかった。裏を取られたかに見えたシーンでもしっかりと戻り体を入れて楽にシュートを打たせるようなことはなかった。14番の正確なトラップは高校選手権とW杯の舞台の大きさの違いはあるもののベルカンプのそれを思い出させた。


決勝点は解説の武田が言う様に「パーフェクト」だな。

  • 会場から溜め息の出るロングサイドチェンジから始まり、シザースランにヒールパスでポジションチェンジ、即ボールを縦に転がすとサイドアタッカーが全速力で走っており、クロスは的確にGKとDFの間に、そして3人がオフサイドにならないタイミングで飛び込んで来る。

うんパーフェクトだ。


ビデオ撮ってない人はニュースで絶対に見た方が良いと思う。


いーやぁ、それにしても「いい」試合でしたね。鹿実の執念を体現したようなゴール(あの体の入れ方天皇杯の堀之内を思い出しました。)も野洲の完全に相手を崩したゴールもとてもそれぞれのチーム「らしく」て素晴らしかった。
お客さんも一杯入ってた。見に行かれた方、お疲れ様です、楽しかったでしょう。僕なら反芻して道路からはみ出しそうですwお気をつけてお帰り下さい。



追記:
NHKのリプレイで見たらあのサイドチェンジはカットされていた。あかんなぁ、そこから見せてこそのシーンなのに。
後、「鹿実」をボーダフォンのV602Tで見ると「ユタ」と化けて見える。他のところでも化けるし、どうしたらいいかな。

野洲高校関係リンク

KOOJI MC(コージMC) のまぁ言うたらブログですわ。:セクシーフットボール最終章へ。野洲高校陰の天才軍師、岩谷篤人。
http://koojimc.livedoor.biz/archives/50316948.html

それから山本監督は三顧の礼のごとく何度も足を運ばれて、それまで「セゾン→静学」のラインを「セゾン→野洲」にシフトすることに成功する。

最近静学ぱっとしないと思ったら…


スポーツナビ | 全国高校サッカー選手権大会 | 第84回 | 試合後、野洲山本佳司監督会見(1/2) <決勝 鹿児島実(鹿児島)vs.野洲(滋賀)>
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/84th/column/200601/at00007337.html

松澤隆司総監督は「中盤の選手があうんの呼吸で素晴らしかった」とおっしゃってましたが、中盤のキープレーヤーは?
全員です。


だから問題はコミュニケーションにあるんだよ by com-lab - 野洲高校の勝因は位取り
http://d.hatena.ne.jp/atutake/20060110/1136835917

相手に囲まれても、あえてペースダウンすることができる。相手はものすごく意外な行動に思えたはずだ。すると形は密集していても、意識に隙間ができる。そこを見逃さない。
勝戦の後、勝った野洲も、破れた鹿児島も同じように泣いてはいたが、仮に結果が逆でも、野洲の選手は泣かなかったんじゃないか。