地上波デジタル放送とビデオiPodの対立についての覚書

Video iPodの登場の意味は「映像コンテンツを有料ダウンロードして見る」という可能性が開かれたこと、そしてPodcastingを使って「定期的に購入する」という販売モデルが、既に可能になっていることだ。[R30]: Video iPodに勝つためには何をすればいいか。
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/10/video_ipod_d98c.html

今回のアナウンスメントでもっとも重要なのは、ディズニーがiTunes 向けの動画配信のパートナーとなったことある。
デジタル放送へのシフトが100%終わる2011年には、「面白い番組は光ファイバーを通したビデオ・オンデマンド・サービスでしか見られない」時代になっている可能性は十分に高い。
放送局の人たちも役人たちもこの事実を漠然とは認識してはいるのだが、ここまで話が進んでしまった段階では後戻りが出来なくなっているのだろう。特に放送局側としては、「割り当て電波」という既得権の存在しない光ファイバー上へ主戦場を移すことは出来るだけ遅らせたい、という事情もある。
私がアップルに期待しているのは(そしてたぶんディズニーが最終的に狙っているのも)、iPod向けのQVGAサイズのビデオ配信なんかではない。テレビにつないだ Mac 向けのDVD・HDTVクオリティのビデオ配信である。

Life is beautiful: アップルにして欲しい次の革命
http://satoshi.blogs.com/life/2005/10/post_3.html

韓国ではすでに、90年代後半から すべての局がWebサイト上でオンデマンド放送を行っている。いずれも自社で放送した番組の大部分を、有料もしくは無料で配信しており、各社Webサイトの訪問者数を左右するほどの花形コンテンツとなっている。
VODを開始するにあたって、避けては通れないのが著作権や肖像権の問題だ。日本の放送局によるVODがこれまで普及していなかったのも、この問題がネックのひとつになっていたからだと思われる。
【レポート】韓国のテレビ番組配信サービス - その仕組みと実情をさぐる (1) テレビ番組のVOD、90年代後半から開始した韓国の現状 (MYCOM PC WEB)
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/07/28/koreavod/

韓国のテレビ局がネットに流す番組は、ドラマに限らず、ニュースやバラエティ番組など、多岐にわたる。しかも、ほとんどの番組はVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスによって、いつでも見ることができるので、とても便利。「ドラマが始まっちゃうから」と急いで帰宅したり、「頼んでいたのに、どうして予約録画してくれなかったの」とお母さんとけんかするといったことは、韓国では昔話になりつつある。趙さんの 韓国IT事情
http://www.nishinippon.co.jp/news/World/Asia/KoreaIT/

ソースは失念したが韓国では見たい番組は後からVODで見れるためHDDレコーダーが売れてないらしい。それは需要があるわけがないな。

自分も今日「日本の・これから」*1を録画し忘れ見損ねた。
VODならあの試合が面白かったらしいと聞けば後からでも見れるわけだ。人気の高い番組に後からスポンサードする事も可能ではないか。それならば広告の博打を打つ必要が全くなくなる。
VOD早く普及しないかな。そこで↓ここにつながる。

親しい知人に「テレビを買い替えようと思うんだけど、地デジ対応のテレビの方が何万円も高いんだけどどうしたらいいかな?」と尋ねられたら、私は迷わず「高いお金を出して地デジ対応のテレビを買う必要はないよ。 と
Life is beautiful: 「ロングテール的な地デジ批判」の呼びかけ
http://satoshi.blogs.com/life/2005/10/post_5.html

*1:キーワード対策