東京ヴェルディ崩壊の原因はワシントン

来日早々ゼロックスカップを始めに圧倒的な破壊力を見せ付け、2ch「ワシントン対策本部」なんてスレまでできたFWワシントンですが、そのワシントンがヴェルディの攻撃にブレーキを掛けていると言う分析。


昨季または天皇杯ヴェルディは平本、飯尾、桜井といったFWの行動半径の広さがMF陣との密接な関係をもたらしており、それがヴェルディの淀みないパスゲームの重要なピースとなっていた。ワシントンはゼロックス杯で見た第一印象よりはずっとプレッシングの意識も高く、運動量の多いプレーヤーであることはわかったが、やはりボールをもらってからは力で全てを解決したがる傾向が強い。ワシントンという規格外の怪物の加入により、天皇杯まで築いた連鎖的な流動性が低下してしまった感は否めない。
かくして、腰の引けた中盤と気概が先走りになった前線の意識のズレから「前線と中盤のアイソレーション(分離)」という問題も生じ、天皇杯王者は打つ手なしの状況に陥っていた。
http://blog.livedoor.jp/znet/archives/27675806.html(majestic blue)

なるほど、困ったことにその重要なピースであった桜井も飯尾ももうヴェルディにいないと言う。桜井はやっぱり残しておくべきだったんですね。桜井がまだいたら、うちも先のヴェルディ戦が3-1位になってた代わりに大宮に負ける事もなかっただろうに。

しかしヴェルディはこれからどの道行けばいいのか。まだシーズン半分とは言え柏・FC東京が復調の兆しを見せているだけにここで置いて行かれるのは避けたい。
去年のサッカーに戻すには重要な選手はもういない、監督さえ出してしまった。
ならワシントン頼みのサッカーに特化するか?いやそんなアイデンティティはないじゃないか。


これは「一部の地上戦しかできないチーム」から「なんでもできるチーム」へと新たなスタートを切ったレッズにとっての警鐘ともなるだろうか?
ワシントンの獲得と崩壊はヴェルディが「組織で崩すしかできないチーム」から「個力で突破もできるチーム」へと進化しようとして得意分野さえスポイルしたと言う事ではないのか?