エルゴラッソ携帯版と金田氏のコラム

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で先日、バーレーン戦直前に金田喜稔氏の発言が載っていて、

「深さ」は最終ラインで取るのじゃなくてFWが楔になれる位置、つまり前線で取るのだ、と。

第一優先はクサビ、第二優先は下げないで斜め前、そういうビルドアップを中盤から前で作っていく。

日本は深さを自陣(つまりDFのラインコントロール)で取るがその考え方では世界で勝てない、と。持論を展開しておられた。
この考え方は今まで聞いたことがなかったので大変興味深く感じた。
最終ラインの位置から始まる組立てでなく、トップの楔とそれをフォローするためにどれだけ前にいればいいかと言う発想での組立て。

どのサッカーに戻ったらいいのってことになったら、またトルシエと一緒で、前線からプレスをかけてラインをコントロールしてっていうサッカーになってしまう。

自分は湯浅健二氏のサッカー理論から入った口なので、サッカーのベースは守備以外にないと思っていたのだが、これを読んで初めてトルシェを執拗に嫌っていた人達の理論が分かった気がする。それを指して守備的と言っていたのか*1と。

ただそれって成立するのだろうか。


誰が言ったのだったか「サッカーには厳密な意味でのボールキープが無い」
目の前にあって敵より先にコントロールできると言うだけであって、その他のスポーツにあるキープがサッカーでは不可能である、と。

敵味方ともにボールに触れるケースがサッカーでは他のスポーツより頻繁に存在する。その時「コントロール」しなければならない攻撃側に対して守備側は「とりあえず両方とも触れない位置まで蹴っ飛ばす」ことが可能だ。
それ故にサッカーでは守備側が絶対的に有利である、と理解している。
攻撃側は訪れる状況の変化に「刹那的」に対応して行かねばならない。

FWの楔を基本にしたサッカーと言うのは今よりキープがしやすかった時代の、いわば悠長な考え方じゃないんだろうか?少なくとも世界に対して日本にそれが可能かと考えるとちょっと首をひねってしまう。



ところでエルゴラッソ携帯版、開始日に開きがあるが

ボーダフォン :6月1日
au :6月2日
NTT DoCoMo :6月6日

なんでだろう。ちなみに5日までは無料だったらしい。ドコモはその辺の理由だろうか。

*1:4231の人とか除く