「日本の、これから」を見ている。3

勝った者の論理は自然のままでは加速しやすい。
社会全体で、あるいは政府で歯止めを掛ける必要があると思う。
ただ、政府の人間と言うのは勝っている者なんだよなぁ。そう言う意味で政府はあてにならない。

NHKのページによると

●2005年3月NHK世論調査(総数1379人)
「あなたは、競争と平等のバランスに関して、日本の社会はどのようなあり方が望ましいとお考えですか?」

・自由な競争を優先し、ある程度の不平等はやむを得ないとする社会 62.9%
・競争を制限して、できるだけ平等を目指す社会 30.4%
・わからない・無回答 6.7%

ある程度、ね。ある程度。結構微妙な質問で、だれだって不平等は嫌に決まってる。どの程度?と言う所が語られなければならないんじゃないだろうか。自分は今の程度ではちょっと嫌だな。


「引き継がれる格差」・親の経済状況で教育機会の差が付き過ぎる事については以前、小学校教員の友人が実感していると言っていたなぁ。
日本は教育に掛かる負担が家庭にかなりしわ寄せされる国であるそうだ。どの程度だろう。具体的な資料が提示されない。
能力と意欲のある人には、いい教育を受けて欲しい。教育には国も個人も金を掛けたいね。


たぶん、戦わない人間が奪われる比率が高くなり続けているのではないかと直感する。
「伸ばし」たり、「奪っ」たりしないしないと才能と労力に応じた報酬を受けれない。
社会を「回して」行くだけでも重要な事だと思うんだけどね。


番組の〆にライブドア堀江社長から「世界で一つだけの花」との言葉が出た。

ナンバーワンになれなくてもいい、誰だって特別なオンリーワン

だったっけ?
同じじゃないか。と思う。『ワン』になりたいなら方向性はいっしょなんだよ。
よりよき歯車になる幸福。それが築きやすい社会であって欲しい。


みんな幸せになろうよ。無理だけどね、だから言う。みんな幸せになろうよ