瓦斯戦を前に浦和の現在の強さの考察する

ピンク

さて、ここでレッズの強さに付いて検証してみる。現在唯一の5連勝で首位に立っている我らが浦和レッズ
後藤健生氏からこんなコラムを書かれてしまっている。
http://mobile.skyperfectv.co.jp/imode/sport/soccer/column/g_20040921.html

今の浦和の布陣は352のダブルボランチと思われているが、実質262のトリプルボランチと言っていい。
3枚目のボランチがフォアリベロ的に最終ラインから出て来るのである。
この2試合で新加入CBネネの特性もある程度見えた。「出たがるタイプ」のCBである。これによって今の浦和のシステムは完成した。

このシステムの利点はロングボールに対しては通常の3バックと同様に中央を固めて対処できることだ。
そしていわゆるトップ下にボールが入りそうになるとフォアリベロが発動し、第3のボランチとして飛び出して行く。入る位置に応じて3バックのどこからでも最短距離で飛び出して行くのだ、そして相手を囲む。
前へと進んで当るから奪った後、前に行くエネルギーがある。また、こぼれたボールも前へ行きやすい。
これが「やまかん」さんの言われる「攻撃の為の守備」であるとおもう。2列目の位置に掛かる強力なプレッシングだ。

この飛び出しはCBの個人的判断に拠っている。そして3人とも強気だ。この強気を失ったら、大きくタイミングを崩す事になりかねない。

他に言えば1対1のぶつかり合いでほぼ勝利できる当りの強さと当ってる間の味方のフォローもいい。
浦和は決して勢いだけで勝っているチームではない、が、この強さを支えている物は「勢い」である、と思う。
今日、浦和は攻撃の主力山瀬を長期に欠き、CBアルパイも出場停止である。この強気、勢いを手放してはならない。