真の日本文化とは

信楽

本日やってたNHKの「英語でしゃべらナイト」、ピーター・バラカンなどが出演し「イギリスが見た日本」と言うテーマで古いイギリスの日本特集番組など流しつつ語らっていたのだが、番組の最後の方で「寿司」もアメリカではマヨネーズが入っている物が普通に思われている、そのマヨネーズ入り寿司は日本でももう市民権を得ていて文化はキャッチボールの様に行って戻る。ならば国境を越えられない物こそが真に日本的な物と言えるかも知れないね。と言う話になった。
ここで「信楽焼の狸の置き物」は可愛らしいデザインとして海外でも受ける*1のだけど、あの金玉だけは卑猥過ぎて受け入れられないらしい、との話が出て「じゃ、狸の金玉こそが日本ですか?」一同笑いとなったのだけど。

そこで自分が思い出したのは1992年のサザンオールスターズ北京ライブ。
サザン好きの友人の語った所によると、そのビデオだか番組だかで「カァモ〜ン、ベイジィンン!」とか必死にやるも全然観客を盛り上げる事ができなかった桑田佳祐「俺の音楽は国境を越えなかった」とコメントしたらしい。
それもこの理論によればサザンオールスターズは真に日本的な文化だった。と言えるのじゃないだろうか。一緒になって些か悔しそうにする当時の友人を思い出しつつ、ちょっとニヤニヤした自分だった。


*1:ぐぐってみると金玉のないデザインの狸も結構ある