観戦記、より走るチームが勝った(ジュビロvsガンバ)。

ジュビロ磐田ガンバ大阪(2008J1#02、BS・スカチャン)

前半メモ

・トップ下ではなくトップの一角・西。
・しっかりしたマークでサイドアタックから「仕掛けさせない」守備の両チーム
・押してたジュビロが先制

・萬代、背面ヘッドを後方に送り込んだ後、転んでいるところから見てこの難しいコースにちゃんとコントロールしてのゴールと見える。本人曰く「触るだけでした」。
ロングフィードしか送れないガンバ。先制されて繋ぐが最後の仕掛けに至らない。
・良いフォアチェックジュビロ、ガンバそれをパスでかわせない。ドリブルでもかわせない。
・ガンバは守備も淡白で仕方なく守備してる。「ちょっとでもミスして見やがれ、すぐ奪うぞ」といった意識のプレッシャーをかけていない。サカマガでジュビロの内村監督がスカウティングの分析として「ラインは高かったが楽して守ってやろう」と言っていた。
・ガンバ中二日の疲労としか考えられないパスの遅さ、ムーブの大人しさ、しかしメンバーは3人入れ替えている。3人だけでは駄目か。

決定機前半(磐:ガ)

15分まで
*、*#27FK、*、:*#09↑#27、*1ゴール'09#32←#27背面ヘッド、***、:*、:*#10、。
30分まで
*#27、:*1#18、:*0#30、:*#13、:*1#13右足、*#06、*#08明らかに外だったがPK判定、*9ゴール#11'30PK。
45分まで
:*、*#10、*#27CK、*1#25、:*3#09←#07FK、:*#07FK*1#04、*#23、:*#30↑、:*#13→、ロス2分、:*#09←#13、:*CK*0#18*。

磐・前半仕掛け7,4,4=15、決定機1.1、ゴール2、決定機作成率0.073、決定率1.818。
ガ・前半仕掛け3,4,8=15、決定機0.6、ゴール0、決定機作成率0.040、決定率0.000。

後半メモ

・ハーフタイム明けにガンバ#30山崎out#11幡戸in。
・遠藤のスルーパスにバレーが抜けGKまでかわすが茶野がブロック。

・バレーNotHisDay。打てども打てども決まらない。
・プレスが止まらないジュビロ。サカダイによると「90分間ここまで集中できたのは何年ぶりか」。

・特に西の衰えぬプレス、西はもう一度代表に呼ばれる価値がある。少なくともフィニッシュワークに難点のある羽生よりは。
・水本がセルフジャッジで太田を離す、プレーは続行して笛も鳴ってないのにチェイスを止める水本、フリーになった太田から中山の3点目が生まれた。水本、試合を左右しないとは言えこれはいただけない。ひとたび離してしまう事はまだ良いとしよう。その後プレイが続行していることが判らなかったのか?、負うことを諦めてしまったのか?、このどちらかはどちらにせよひどい。これをしては仲間から信頼されない。

・中山はフリーをトラップミスしてこけて倒れながら泥くさいゴンゴール、なんと言う高度な自作自演(笑)。

決定機後半(磐:ガ)

60分まで
:*4#18←#07、:*3#11*3#18、:*6#07川口ファイン、*2#32←#15、*#11、:*5#18、:*、*0#11オフサイド、:*、:**1#11、*、:*#18、:*、:*、:*#07CK、*3#32。
75分まで
:*、*7#11ループミス、:*、:*、:*#18←#11、*0#32←#10、*、磐#10out#07in、:*、ガ#10out#08in、:*CK*、:*CK、*、:*、:*1#07、*、:*。
90分まで
:*#18、:*#08、:*、*1#11、:**4#18←#07、磐#23out#17in、:*1#07FK、:*#09←*#18←#07、磐#32out#09in、:**3#11*1#27*、:*CK、:*#11←*1#04FK#07、:*#09、*0#09、:*、:*#13、ロス3分、*0*1#06(#09)、*、*6ゴール'93#09。

磐・後半仕掛け5,5,6=16、決定機1.9、ゴール1、決定機作成率0.118、決定率0.526。
ガ・後半仕掛け11,11,13=35、決定機3.3、ゴール0、決定機作成率0.094、決定率0.000。
磐・全体仕掛け31、全体決定機3.0、全ゴール3、全体決定機作成率0.097、全体決定率1.000。
ガ・全体仕掛け50、全体決定機3.9、全ゴール0、全体決定機作成率0.078、全体決定率0.000。

公式シュート数10:14、(枠内?:?)
磐・リード時間86分、仕掛け、決定機、決定機作成率0.。タイ時間09分、仕掛け04、決定機0.1、決定機作成率0.025。ビハインド時間00分、チャレンジ00、決定機0.0、決定機作成率-.---。
ガ・リード時間00分、仕掛け00、決定機0.0、決定機作成率-.---。タイ時間09分、仕掛け01、決定機0.0、決定機作成率0.000。ビハインド時間86分、チャレンジ49、決定機、決定機作成率0.080。


決定機率分析

・後半は果敢に仕掛けるガンバ。仕掛けの数は前半15→後半35と倍以上、そして決定機も0.6→3.3と5倍以上。決定機作成率は0.04→0.094後半のガンバは攻撃の量も質も上がった。

・決定機作成率は悪くない。ガンバの攻撃が無策だったとはいいにくいと思う。

・だが、決まらなかった。ガンバで後半主にシュートを打っていたのは#18バレー、#07遠藤、#11播戸。彼らのシュート精度にも問題があったと言える。

まとめ

磐田のプレスが「シーズン序盤にして疲労感漂う」ガンバのパスワークを無効化した。

磐田の決定機を演出したのは単純な裏狙いではなく、まずショートでつないでガンバディフェンスを前に出してからの裏狙いだった。

それでもガンバのチーム能力に疑いはない。誤審もあったし、この試合の磐田の決定率が異常の部類。気にしないことだ。

磐田はこのプレスがシーズン通してどれだけできるか、ハイペースのプレスは夏場にきつい。
ガンバの仕掛けはセットプレイも含め放り込みや長い裏送りが多かった様に思う。チャンスは多く作ったが、ビッグチャンスが作れなかった。

後半序盤の遠藤のビッグチャンスは川口が防いだ。実質これで勝負があった感がある。

次の試合で西野監督がやるべきことが二つある。

・水本を外す

・バレーとルーカスのユニットを解除する

いずれにせよ、まだガンバにも無配でACLのグループを抜けることは可能なので、今日もJの誇りに掛けて頑張って欲しい。

その他

はてブより参考リンク

Jリーグ第2節 VS ジュビロ磐田:Message

http://eastergm.blog90.fc2.com/blog-entry-111.html

スペースがない相手にバレーは絶対的存在じゃない。深い位置で持てば持つほど足元の技術のおぼつかなさが目につく。

ガンバが勝ち続けてきたのはチャンスをたくさん作れてたからで、クロスに期待できる佐々木を投入しなかったのは謎。

うにっき 第2節 ジュビロ磐田vsガンバ大阪(A)

http://oksana.blog45.fc2.com/blog-entry-401.html
問題は0-3の"0"の方ですね。

解説の早野の言葉を借りるならば下がろうとするルーカスと上がろうとする遠藤がかぶってお互いの良いところを消し合っている。

遠藤とルーカスを横の関係にした方が良いんでは。

バレーとルーカスより、むしろ遠藤とルーカスのユニットの問題を見ておられる。

武藤文雄のサッカー講釈: 猛省せよ水本!

http://hsyf610muto.seesaa.net/article/89358158.html

水本はシーズン始まって僅かな期間中に2回も重要な場面でやられた。日本の守備の大黒柱にならなければいけない己の立場を自覚していないのではないか。

残念ながら武藤氏の激は届かなかった様だ。