オーストラリアx日本 (06W杯グループF、BS-hi)

フリッツ・ヴァルタースタジアム
スタメンは川口、中澤、宮本c、坪井、三都主、駒野、福西、中田英、中村、高原、柳沢
豪州は3-4-3か、キューウェル先発。割とヒディングも余裕ないと見える。
決定機率(豪:日)

15分まで
:4 俊輔FKいい位置だったが
4 ヴィドゥカ2発坪井かぶったか?川口ファイン
2
:1 福西ロング
2
3 ブレッシアーノ、ノーマーク
坪井止めれてないよ。
30分まで
:2 高原切り替えしてミドル
5 ヴィドゥカ踵で落として飛び込んだブレッシアーノ、川口様止める。
:0 ゴール'25中村。なんでもないクロス、混戦でシュオーツアー触れず。
2 キューウェル突貫ショット。
豪州のペース、魔のゴール、日本のリズム
45分まで
:3 柳沢
0 キューエル折り返すが合わず
:0 自分で打っていいよ高原、柳沢痛んで小休止。
1 ブレッシアーノ強烈FKサイドネット。
グレッラ激しい。アレックスフェイント掛けようとして相手に渡す何のジョークだ。

前半決定機数1.9:1.0、得点0:1。
拾われるよりは外に出す。そんな序盤、次第に繋ぎだす。
まずは豪州の流れ、坪井が今ひとつ。川口がしっかり弾き、日本も少しづつ回りだした。そしてすごいラッキーが。


マリノス岡田談、繋いで崩すのは豪州がもっと疲れてからで良い。日本よりは早く落ちる。ヒデが抑えられてるのでそこをどう生かすか。
ジーコ「暑いのでボールと相手を動かして、リードしてるときのサッカーをしよう。」

60分まで
キューウェルいきなり膝に手をやっている。
今日の主審、並みの当たりは取ってもらえないこともある。福西持ち味を出せ。
日本はラインコントロールで再三のオフサイドを奪う。
ブレッシアーノ→ケーヒル

0 エマートンロング
坪井→茂庭。足を痛めたか。釣らせたか。
1 クロスにヴィドゥカ。体勢合わず。
:1 高原ループ打てなかったかなぁ。
75分まで
ムーア→ケネディ、だが日本も既に茂庭が入っているw。
持たせてカウンター悪くない。

1 ウィルクシャー、ミドルヒットせず。
1 CKからケネディ、合わず
4 ヴィドゥカ地を這うFK、川口神ワンハンド。
:2 中田の折り返しに高原
1 ケネディ
そんな狭いところ通そうとするより打ったほうが良いと思うな。と思うことしきり。
ウィルクシャー→アロイーシ

90分まで
:4 カウンター高原から柳沢、形は決定的だったがパスが戻って体勢合わず。
1 アロイーシ
駒野のクロスが…と思うことしきり
柳沢→小野

1 クロスにケネディ、豪州はクロスが徐々に深い位置から入れれるようになって来た
1 ニール、ミドル大きく外れる
3 アロイーシFK、川口守備範囲内
5 ゴール'84ケーヒル、川口ロングスローに飛び出るが触れず。DFも3人いたけど下を抜かれる。
:3 福西上がってミドルわずかに外
5 ゴール'89ケーヒル、プレス掛からず。狙い済まして
茂庭→大黒
7 ゴール'91アロイーシ、駒野逆を抜かれた。

後半決定機数、3.1:1.0、得点3:0
合計決定機数、5.0:2.0、得点3:1。日本初戦を落とす。

言いたくないけど、柳沢を外して小野を入れた挙句にヒデを上げたのが敗着じゃないのかな。
ジーコの腹づもりとしてはカウンターのパス出しの質を落とさずに、ラストパスの出し手を駒野じゃなくする事で加点したかったのだろうが、結局。中田浩二じゃだめだったのか。
つーか岡田さん、豪州スタミナ切れてないですよ。
あまりにもラッキーな形で先制し、ペースは互角ながらシュートへの崩しのアイディアが精度を伴わなかった。やるにしても余りにやりたくない形の敗戦。しかし執念はジーコジャパンの持ち味のはずだ。またファイトして欲しい。


守備面での問題点
豪州の放り込みに対して、日本は「ある程度やられて」はいたが、ゴール方向にやられる程「致命的にやられて」いたわけではない。
一人がマークについて、一人が弾き返しに行くことが出来れば良かったが、中澤、茂庭(坪井)がマークに回る中、真ん中にいるのが宮本ではそれは望むべくもなかった。後ろ向きの落とされたボールを中盤が「挟んで」拾いに行かなければならなかったのだが、小野投入後そのフォローは崩壊したように思う。それによってケーヒルミドルシュートを狙う「間」が生まれてしまった。
まだ豪州が3TOPのうちはヴィドゥカをラインの餌食にしたが、ケネディ投入後はオフサイドも取れなくなった。ターゲットが二人になったためだと思われる。

攻撃面での問題点
1・2・3とパス展開してサイドに起点は作ったが、中が崩せてないのでどうしようもなかった。
そこから4・5と相手の空隙へパスと人を飛び込ませていかなければならなかったが、能力に合ったサッカーができていなかった。狭いところを1・2で無理に抜けようとしたり、体勢が良くないのにシュートを放って失敗していた。駒野のクロスもDFにクリアされてカウンターを食らうよりは、と大きめに蹴ったものであろう。日本としてはマイナスに折り返して飛び込ませるしかなかったと思うが。
ジーコ監督は「カウンターなどからの多くの得点機を逃した」と試合を振り返るが、得点機はそれ程作れていなかった、攻め込んだだけだ。
「ここでシュートを打つとベスト」と言う見極めが甘いのが日本代表の連綿と続く弱点で、今回も修正されてはいなかった。良いタイミングで打てたのは序盤の切り替えしての高原と最後の福西だけ。「決められない」のではなく「決まらない」のが道理。シュートのリズムを持つFWはメンバーの中では大黒だったと思うが投入が遅かった、しかも直後にリードされてさらに固めてくる局面となった、それなりに攻撃に絡んだがタイプ的に本来どうしようもない。


采配面での問題点
中盤のバランスが崩れたのも基本的には小野が悪いわけではない、守備的MFを投入しなかったジーコの責任が大きい。意図は分かったが実情に沿ってはいなかった。実情的には中田浩二、または大黒の場面。アレックスのドリブルに切れがないのは早めに分かったのだから玉田でも良かった。