日本サッカーの集客基準

一昨年のナビスコ決勝

それは、ある程度公平にできているが、サッカー自体より選手(のスタイル)目当ての客や、問題視される地蔵(ゴール裏にいて声を上げない観客)と呼ばれる人などが増える一因にもなっているだろう。
格闘技界のK-1ではある程度公平性を廃する事で、良い雰囲気を作り出しているらしい。
■格闘技界には失敗例扱いされている観客論不在の日本サッカー(SOCCER UG BLOG)
http://soccerunderground.com/blog/archives/000333.html

K-1はとにかく経験者や”わかっているファン”を入れたがる。

最初にこういうコアな観客にチケットを売れるだけ売ってから
余った分を一般販売をしていた。
その点は本当に徹底していた。

K-1の主催団体である空手の正道会館にとってはいつか倒すべき仇敵である

筈のキックボクシングのジムに所属している人間も

経験者扱いで、K-1のチケットは一般販売前に優先的に買える。
ジムの指導者なんかは招待券が来る事もある。

と、言う事だ。こういう制度がJにあれば、じゃあ都の4部でもサッカー参加してみるか、と言う人も増えるだろうし、それがサッカー全体を盛り上げて行く力にもなるだろう。


どうも祭り気質の人間が多い気がするこの日本で、

無作為に入れたミーハーの浮かれ騒ぎによる一過性のブームで終わった
サッカー(初期Jリーグバブルの事)のようになりたくないから観客を選んでいる
とにかく会場の空気をぬるくしたくない。

と考えた正道館石井館長は正しかったと言えるでしょう。

格闘技は相手を痛めつける事なしにはありえない競技だし、会場が緩くては観客も選手もダメになるだろう。
この方法論が即そのまま痛めつけなくても成立するサッカーに当てはめれるかは疑問があるが*1、なかなか学ぶべき所があると思う。


海外、特にスタジアムが満員になるクラブではどのような販売方法が取られているのだろう。爆竹がなったりブタの首が投げられたりする場所なのでミーハーは自然と立ち入らないだけなのだろうか。

*1:サッカーは戦争だ!と息巻く人には受け入れられるだろうが