旅行記、長瀞の宝登山

ロープウェーを降りて砂利道を5分程歩くと一見しょぼげな動物園があります。 *1
 ここが中々外見の割りに面白かった。兎、羊、山羊、狸etc、最初こそしょぼいのだがラストの猿園、鹿園は行く価値があります。猿園は普通の動物園なら猿山に対して斜め上の視点で見るのがせいぜいでしょうが、ここは上に渡された橋から覗ける、つまり真上から猿山を観察する事ができます。
 中の猿達も動きが面白く、ケンカする猿、水浴びする猿、死んだ様にピクリとも動かないまま蚤取りしてもらってる猿、針金らしきものを奪い合って鬼ごっこする猿、小猿を虐めて周りから追いかけ回される猿、これらの猿達をかつてない視点で楽しむ事ができました。
 猿園の橋から螺旋階段を降りると、鹿園の中に入ります。「中に」入ります。つまり触り放題。怪我を避けるためでしょう、雄鹿には触れないのが残念ですが、鹿は十分に人に慣れていてリアルにコミュニケーション取れました。
 ここの動物園を知らない人と行くとみんな楽しんでくれること請け合いです。入園料420円(ロープウェーの往復券を見せると380円)。


 動物園を出ると山頂へと続く道があります。山頂まで10分程、子供から老年まで程よい傾斜の杉並木がジグザグに走ってます。元気な人はショートカットして一気に登るとよろしい。


 山頂から下った所に古い神社があります。看板に「売店あり」と書いてあったので「野菜とか無人販売してたらどうする?」と軽口を叩きながら向かうと、おそらく20年くらい前まで休憩所兼売店だったと思われる小屋がありました、正面は空いてるので簡単に入れます。
その神社の境内はこれまたひなびた感じがそそります。誰でも映画のインスピレーションが沸いて来ると思います。そんな感じです。


 長瀞と言う街は、観光客が少ない割に非常に使える絵がたくさんあると思いました。
 
 関東の映研の方は尾道に行かなくても長瀞がある!」これ合い言葉に、ひとつヨロシク。
 

*1:めたくたに疲れましたので伸ばし伸ばしになりましたが山の続き