浦和 2 - 3 大分 (駒場)

てな訳でナビスコカップ初戦。
応援するのを主眼に置いてA席を取ったために、内容を見るには視線が低過ぎる。おまけに西側だったので遠い方のゴールは良く分からない。と言う状態だったが、駒場では1Fと2Fでは温度差がはっきり違うので仕方がない。実際、怒号と罵声が支配する”RED HELL”は久しぶりに心地よく、存分に歌い跳ね野次り鼓舞し…怒号と罵声を上げた_| ̄|○

さて組み合わせを聞いた時にはラッキーと思ったのだったが、いざJが始まってみると、下手をすると危険だぞ、と思い始めたグループC、浦和・市原・清水・大分。一応清水は草狩り場になりそうな悪寒がするが、崔龍洙が抜けてパワーダウンは必至だった筈なのにむちゃくちゃ機能してる市原に、新外国人マグノ・アウベスが当たりっぽい大分と決して侮れない、て言うか2位狙い?その大分はGK”神”岡中*1が腰痛で代理は”元・鳥栖の神”高嵜理貴。忘れもしない彼が大きく伸ばした手の先を越えてゴールへと吸い込まれるボールを4年前同じ西側でこの目の前で見たのだ。「縁起が良い」、一瞬思ったがあの頃と違って延長Vゴールはないので後半吸い込まれるべきは反対側な事に思い至った。

さて、去年と変わらず前半は寝ていたらしく、先述したように良く見えない東側ゴールにあれ?アレ?そんな感じであっさり2点をリードされた。まぁ、引いた敵にも攻めて攻めてゴールをこじ開ける事ができるか?と言う課題を見極める絶好の機会になるとは思ったのだが。

ファン・ハール氏がパスコースが多いからと主張する3-4-3を採用しているだけあって浦和は良くパスは回る。特にサイドでボールを奪った時に必ず同一サイドの先に一人か二人はいるのが大きいのだと思う。
しかし大分のプレスが良く、相手を背負って受けてしまう。そうすると反転しようとしないのがうちの悪い時の癖で、半身になって受けたりとか、1・2で裏抜け等の工夫もなく回すばかりでシュートに持ち込めない。
ようやく30分過ぎ単純に裏を狙う動きが出始め、今年の攻撃の肝「パス&ムーブ」で空いたスペースで前向きにボールを受けてドリブル勝負が見られ出す。ところが永井がゴールまで只一直線と言うビッグチャンスを途中でコネくり回し止められてしまう。「だからその思い切りの悪さを何とかしろ」と毎年野次ってるのが聞こえんか永井!*2。などと思った直後、その永井のパスから田中達也が抜け出し、PK&高嵜イエローゲット。高嵜も飛んだ方向は合っていたが、エメルソンが右隅ギリギリに決め一点差。

その後、自分は「裏に出ろ!タカサキに止めさせろ!」と叫ぶがw、また動きが沈静化し前半終了。

後半もやや盛りかえすが、同じ理由でシュートに行けない。
そんなこんなで後半20分過ぎ、エメルソンが痛み、同時に大分が自陣側でファウルスロー(?)を取られた後、永井がぬるりとサイドをドリブル突破、飛び込んだ長谷部に合わせて同点に追い付く。

何があったのか大分が猛抗議を始める。全員11人掛かりでの抗議である。何ごとかはスタンドからは良く分からないがえらい粘りで、3〜4分後にようやく試合再開かと思ったら、なんと全員ベンチに帰り始めた。駒場からも「帰れ帰れ」の大合唱が起きる。結局監督に嗜められ、試合に戻るが、この間、大分にイエローが出るかと思ったが一枚も出なかった。こういうケースは審判への異義で出すはずじゃなかっただろうか。

なんでもスローインの位置違いのやり直しで別の選手に渡しただけだったらしいが(http://www.nikkan-kyusyu.com/view/oi_1080480878.htm:日刊九州)、そんな行為を両手投げでやる方も悪いんじゃないか。

それで大分は完全に切れたと思ったが、浦和もエメ様が交代し攻撃不全に、ギドが外に出たボールを自ら渡したりして鼓舞するがチャンスが決まらない*3。そして交代で入ったU-23代表高松が予てから言われていたスーパーサブ能力を発動させ、ロスタイムに都築の逆を突き角度のない所からゴール。そのまま終了。

こっちは全く気にしてなかったが1750日掛かった初勝利らしい(http://www.nikkan-kyusyu.com/view/oi_1080480862.htm:日刊九州)。ちくしょうめ。

さて浦和は前の鞠・桜戦とは坪井・アレックスが抜け、大きくメンバーチェンジして挑んだ試合だった。FC東京と同様連携の未熟な点を突かれた感もあるが、やはり右サイドバックが適性の平川を左センターバックで起用したギド采配が悪手であったと思う。
練習で調子が良かったからという話だが*4、適性が合わなさすぎた。
「FlowerPark」さんが仰る様に(http://www.mywave.co.jp/~nomnom/flowerpark/archives/000086.html)一番適性があったのはギド・ブッフバルトだった筈w。何より我々は去年の6月*5それを実際に見ているw。

こんな試合こそ上から見るんだったなぁ。

参考:J'sGoal (http://www.jsgoal.jp/club/2004-03/00006609.html)
   河野正 (http://www.saitama-np.co.jp/news/reds/fk2004/040327.html

*1:元日本代表

*2:聞こえるか

*3:遠かったので良く分からなかったが

*4:掲示板情報

*5:福田引退試合