磐田 2 - 0 FC東京(J1第6節4/17録画BS-i)

左のシール作った店員小一時間w

展開屋宮沢トップ下FWケリー代表右SB加地を欠く瓦斯。序盤から解説金田氏が「FC東京の形は作れるんですが」と言う様にここまでフィニッシュに問題を抱えて来ているようである。
互いに一本ずついいシュートを放った前半5分、磐田のCK。GK土肥洋一が迷ったのかキャッチもパンチもできずにこぼす。それを田中誠が中央に折り返し、グラウがバイシクルぎみのボレーで決めた。
すかさず瓦斯もやり返す。CKから戸田光洋の強引な反転シュートが流れた所を茂庭が強烈なシュート放つが枠を外す、さらにCKを弾き返されてから再び戻ったボールをルーカスが落としうまくフリーになった戸田が正面でシュートを放つ。決定的だったが佐藤洋平が右足で弾いた。
今度は磐田、瓦斯の鬼プレスをかいくぐると田中のフィードから前田が倒され中盤でFK即前に送りあっという間に数的優位を作り出す、乱戦を制してシュートの嵐。
それをブロックし枠を外して凌いだFC東京ルーカスのポストから石川がセンタリング、それに詰めたルーカスがゴール直前でヘディングシュートも枠を捕らえない。
…とここまでわずか15分、序盤戦お互い落ち着かせようと言う考えは見られないハイペースのド突合いとなる。主導権は渡さないと言う意志が見える様だ、素晴らしい。
その後さすがに落ち着いて来るが39分、金沢が3人に囲まれながら中央へ出し、今野が拾って前に送る、ルーカスが落として梶山が右へDFの上を越えるループパス。石川が飛び込んでトラップ&シュートサイドネット。実況が同点かと勘違いする程の見事な攻撃であったが決まらず、もう一度金田氏の言葉が思い出される。
前半終了、チャンスらしいチャンス磐田6、FC東京8で1-0。


ハーフタイム中お揃いの磐田タオルマフラーをした外国人の一団が映った。少なくとも30人以上で固まっており風体も様々で国の区別が付かなかった。ヤマハで働いてる人達だろうか?
ハーフタイムコメント、桑原監督「ミスが多いサイドを活かすよう」原監督「入り方が大事、セットプレイ注意、動き出しを大事に」。


後半開始から再び主導権の握り合いをするかのように仕掛け合い。
早々に金沢・戸田で左を崩しPエリア内でシュートもブロック。磐田がパス交換で崩そうとするが瓦斯が止める。50分CKから再びファーの茂庭の胸トラップ&強烈なシュートがバーを叩く。
ここで実況「茂庭は東京生え抜き」と、そう言うとベルマーレの立場があるまい。
西がクロスしグラウがオーバーヘッド。石川がクロスGKキャッチ。リプレイも終わらぬうちにグラウがセンタリング中央前田が飛び込むが土肥が足で弾く、さらに鈴木秀人のフィードにグラウがジャーンの裏に入り込んでどフリーヘッドも土肥の真正面。まだ後半9分。


磐田のリードは変わらないまま60分、FC東京三浦文丈に代えて馬場憂太を投入し攻撃的に行くが直後の63分、金沢のクリアボールを磐田がキープし最終ラインから大きく左サイドへフィード、それを藤田がフリーで受ける、藤山がグラウのマークを外して急行するがジャーンは中央に張り付きそのグラウにマークがいない。中央には前田が走り込んでいたが、グラウがシュート、前田に付いて戻っていた茂庭?に当たりオウンゴールくさい感じで2点目。
その後は磐田がペースを握りシュートが増えて行く、68分前田連続シュートするがいずれも土肥の守備範囲。瓦斯は分厚い守備で決定機はさほど作らせないが裏返せば押し込まれていることの証明で75分までに攻撃の選手を交代させて行くが*1ほぼ押し込まれたまま、ロスタイムにも河村の右クロスからグラウに危うくハットトリックを決められかけ、終了。
後半チャンスらしいチャンス磐田5FC東京2で1-0。合計2-0のスコアとなった。


決定機の数は同じ位でこのスコア。
FC東京はルーカスが今一つ肝心な所で地上ポストをできていない事と、余りフィニッシュに絡んで来ない点が問題な気がする。
磐田程ではないが瓦斯のパス回しも中々いい。どこに味方がいるか分かっているから探し回らなくても次にどこに出すべきか判断が早い感じだ。そして逃げたり回すだけのパスが少ない。シュートに持ち込む為のパスが多く、それに呼応して前線も動き出している。それだからこそケリーがまた戻る前になんとかしたい。

山西に代わって左ストッパーを務めている菊地、昨年うちの達也とエメにやられた時のボールウォッチャー傾向が抜けているようで、よくルーカスや石川を抑えていた他、重要な所に顔を出してディフェンスしていた。
試合は全体として4231でサイド2枚を活かして横からの切り崩しを図る瓦斯。352のキープ力ある前線に預けて押し込め空いた中盤に後方から上がって来て前を向いた選手が絡む、そしていざと言う時にはポジションなどなく上がれる選手が駆け上がって行く磐田を堪能した。
瓦斯や磐田を見てるとクロスが流れた時にそこに味方がちゃんと詰めてる事が多い様に思う。うちはその辺まだまだで、行くべき時引くべき時、チャレンジし失敗もしながら経験を積み重ねて行って欲しいと思う。


雑事:
磐田スタジアムのスタンドはコンクリがいい感じでくすんでいて、ポルトガルの「ESTaDIO MUNICIPAL DE BRAGA」(http://www.cerecho.com/palletbbs/pallet_town.cgi?page=20 のNo40)のような岩の崖にそのまま椅子席を設置したみたいなイメージを受ける。
上のリンクで笑ったのが写真に付いたコメント

ゴラッソ決める→雄叫び上げて→ユニ脱いで
 →駆け登る々々→チームメイトも追いかけ登る→至福の瞬間!!
  →降りれんやろネ。確実に全員。

*1:戸田光洋阿部吉朗、ルーカス→オージャンウェン

新潟 0 - 3 浦和 (TBS)

開始直後にビデオが噛むと言うなんたるちあ。これでBSで市原-名古屋を見つつ浦和を録画して後でと言う視聴プランが崩壊。トホホ。

新潟と言えば、うちが解雇したトリオ鈴木慎吾宮沢克行がスタメン、阿部敏之が所属と思う所があるはず、一方うちも4年前J2時代、札幌に敗北した直後の失意のアウェーで2回連続叩きのめされた苦い記憶があるがその頃の選手はもう少なく、主力を張るのは復帰後の選手が殆どで、清尾の旦那が言う様に

何も彼らにまで記憶を分けてやることはない。
http://www.saishin.co.jp/column/seio/316.html

訳である。

掲示板情報で鈴木啓太丸坊主にしたと言う事で、折角エメと紙を赤く染めたアレックスの区別が付く様になったのに、啓太と坪井の区別が付かなくなると恐れていたら、肌の色が結構違い頭の形もあって紛らわしくなる事はなかったw。

さて、試合は応援同様、序盤から浦和が畳み掛ける。
前節鹿戦同様361の布陣、今日は山瀬が飛び出して行く感じ。そして平川もアレックスも良く上がる。アレックスはドリブルで切り崩し、平川は外から再三いいクロス、山田さん火ぃ付いてくれないと困りますよ。
4分、長谷部が相手のクリアミスを拾って上がる。この時、新潟の25番宮沢が右サイドに逃げるエメを捕らえておらず、しかもエメに出されたパスに釣られてしまう。ゴールエリア前右45度ノーマークエメルソン。「決めて下さい」てなもんで先制。
直後、ラインのズレを突いて鈴木慎吾が抜け出すがシュートがギリギリバーを叩く。
この絶好機の明暗が最後まで響いたかも知れない。
11分、アレックス左エリア内で二人を抜きシュート野澤正面弾くがこぼれ球に一番近かったのがエメ、なんなく蹴り込み2点目。


新潟はえらいこと隙間にパスを通されていて、読みやすさでは定評のあるwうちのパスワークすら読めてないんじゃないか?と思った。まぁうちのパスワークもちょっとだけ改善されてはいるのだけど。
なんか悪い意味で「マンウォッチャー」になってる感じ。
28分アレックス負傷退場。無事。
前半、浦和チャンスらしいチャンス5、ピンチらしいピンチ2で2-0。


ハーフタイム中チャンネルを切り替えたBS-iで興味深いデータを流していて、シュートまでの平均パス数?が去年と今年で
浦和が8→4で15位から1位へ、市原が4→9で1位から15位へとかその位になっているとの事だった。
まぁメリハリの判断もあるので少なければいいとは一概に言えないだろうが面白い。ちゃんと全チームのデータをどこかで見れないだろうか。
監督コメント、反町「しっかり繋ぐ、システム変更352」。ギド「芝の濡れその他色々考えて」。


後半に入ると二人入れ替えた新潟の攻撃が息を吹き返し浦和のそれを凌駕しだす。応援も息を吹き返し以下同文w。


新潟、CKから惜しいシュートがポストをまたも叩く。致命的な決定機は少ないものの押されている。
それに対しギド監督は山瀬に代えて山田さんを投入3-4のブロックを崩さないでファビーニョにマークを付ける、さらに長谷部に代えて内舘でガン守備。
えーそれでいいの?強引に来させて裏を突く、か?と思っていたら、ここで平川ですよ。
右サイドをエメからのパスで抜け出し丁寧に折り返すと走り込んで来たエメルソンがミドルシュート!バーを叩いて1バウンドし上のネットを揺らす。ハットトリック。新潟のバーはうちの味方だった。

そして平川お役御免で岡野へ交代。攻撃的な選手はエメ一人の状態で、時間はあったとは言え決してべた引きにならず、しっかり駆け上がった積極的な平川に拍手、拍手。


86分ウォリアーが掛かる「お・お・お・おーおぉ!」これは浦和では試合開始前の歌である。
普通ならこう言う勝利を確信した時は「WeAreDiamonds」が歌われる、4-0とリードしたナビ杯決勝終了間際に流れた様に。そうでなく開始の声が掛かったのは「今一度初心に戻って集中しろ!」と今期点を取られて来たチームへのメッセージが込められていたのだろう。浦和のコールリーダーは本当にいい演出をする。
そしてタイムアップ。
チャンスらしいチャンスは後半浦和3、新潟3ぐらいだっただろうか。結局1-0トータル3−0で連勝。3試合連続無失点と言う結果を得た。
素直に3-4の守備ブロックを作る様になり闘莉王も復帰して安定感が出て来た事。アレックスも平川も適性のポジションで輝きだした事、耐えるべき所を耐えれた事が大きいと思う。


先のデータを言えば去年までのオフトスタイルでは無理をせず繋ぐ事が多く、その分手数が掛かっていた。今期「速く、激しく、外連味なく」のモットーの元、快速FWを活かした攻撃で得点力は首位磐田と並ぶ程上がったが、反面落ち着かせるべき時に落ち着かせられず今日の様に長時間攻撃を受けるような事になってしまったのだろう。
まぁなんとか去年までを思い出しつつバランスを取って行けばいいだろう。


後は山田さんか…。


追記、
ギド=ブッフバルト新監督、当初3331と言うラモスが抜けた頃のヴェルディがやって失敗した奴と同じフォーメーションで戦っていたが、それで結果を出せないのが限界となると3412にチェンジし守備の安定を図る、ここで平川をストッパーに山田さんをボランチにする「暴挙」に出るが、数試合でまた限界と見切ったかの様に闘莉王の復帰と共に室井・酒井に戻す。そして3連続無失点である。
新人監督らしいミスもあるものの自分の実験がチームを破綻させる前にバランスの取れた現実策を取ってみせる。
現時点で監督失格とのレッテルはぬぐい去られたと見てもいいだろう。

今日のその他の試合。

だらっと別ごとやりながら見てたりちょっとだけだったりなので詳細はなし。
◆市原 1 - 0 名古屋
市原はスピードダウンしてる気がする。F鞠戦の素晴らしいファイトはどこに、マルキがやっぱり必要なのか。

G大阪 0 - 2 磐田
勝者のメンタリティ。前田は磐田ではイイ仕事する。

FC東京 2 - 1 柏
今野インタビュー
オーバーヘッドですよ、「なんちゃってです。」−いや結構見事なものだったが。
2試合連続3得点目です、「たまたまです。」−瓦斯サポから『得点王!得点王!』*1
連勝ですね、「…連勝は嬉しいです。」−…
サポーターに一言、「これからも頑張ります。」−お前は久保かw。
恥ずかしいからなるべく盛り上がらない様に答えようとしてるかのような今野燃え。

◆鹿島 3 - 0 大分
累積怪我人を多く抱え前節うちにイヤーな負け方をした鹿がボロになるだろうと思っていたらホームとは言え圧勝したようなのでちょっと見てみる。
実際鹿のボランチは新井場と初出場大谷と言うスクランブルセット。大分は良く言われる様にラインを高くするが、鹿はブロックを固めてFWも半分より後ろに来るくらい引き、奪うとサイドをメインに2列目から飛び出して行きチャンスを作る。
前半早々に本山が右で3人引き付け左へ。増田が走り込んでDFに近付く前にドンと打つ、超ロングシュート。直線に近い軌道が見事に左隅に突き刺さり先制。実況「喜ぶ事を忘れてしまったような増田の表情」、それ程のいわゆるサンデーシュート。
さらにまたも本山が切れ込んでいい感じに間の空いた大分DF陣を崩す。中央にパスを送ると小笠原がフリーで待ち構える。一人が間に入り他のDF4人も慌てて前に入るも間に合わずに2点目。
本山がアンタッチャブルでリズム的に大分のラインと鹿の裏取りが噛み合ってしまったのではないだろうか。早々に連続失点、終了間際にセットプレイからPKと、点差は付いたものの長時間危ないながらも大分は凌いでいたと思う。それと曽我端が神だった。



*1:チーム得点王らしい